JC ACADEMYとは

JCアカデミーは、人材育成のため ワークショップ、講義や講演会、プレゼンテーション及びコンサルティングサービスを提供する、カンチェーミ・コーポレーションの戦略的部門です。サービスの内容は多岐にわたり、 1日体験型ワークショップから、長期的な育成プログラムの構築に至るまで、実用的かつ理論的なプロフェショナル・ディベロップメント(PD))支援を行っております。対象となるのは、教育業界だけでなくあらゆる業界で働く新入・中堅社員、子育て中の保護者、バイリンガル教育を目指す家族、そして学校など教育機関には学習環境の整備を提供します。

JCアカデミーは、「聴く」「対話する」「考察する」というキーワードを柱としています。これは当アカデミーの代表であるカンチェーミ潤子が、深く感銘を受けた『レッジョ・エミリア・アプローチ*』に基づいています。レッジョ・エミリア・アプローチは、幼児教育において長年にわたり、世界中の教育者、また教育界以外のプロフェッショナルや研究者が学び続けている北イタリアのレッジョ・エミリア市で生まれた教育哲学です。

『レッジョ・エミリア・アプローチ』では、子どもは多くの可能性と資質を生まれながらに持ち、一市民として考えを尊重され、 皆が質の高い教育を受けられる権利があるとされています。またこのアプローチの特長のひとつに、aesthetics (審美)、つまり生きていくなかで経験したり、目にしたりするものやことに美しさを感じられる心を養ってくれるという考え方があります。この考え方が私の『学び』に対する意識、私の人生を豊かにしてくれました」(カンチェーミ潤子)。

美しさを五感で感じとらえられる感性と感動は、レッジョ・エミリア・アプローチでの学習の軸となる価値観です。感動することによって、体験の記憶は保存され、繰り返し思い出せるようになり、さらには、より鮮やかに理解できるようになります。情緒や知識を養うには、経験に感情を結びつけることが必要です。「知性と心を切り離すことは危険だ。大切なのは知的な心を持つこと」とはレッジョ・エミリア市の自治体立プリスクールのアトリエスタ、ヴェア・ヴェッキの言葉です。

レッジョ・エミリア・アプローチの創始者であり、指導者のロリス・マラグッツィ氏(1920-1994)は、子どもたちは「100のことば」を持つ存在として称します。これは子どもたちが多様な表現方法を持つということのメタファーです。「違うこと」や「多面的な視点」は、レッジョ・エミリア・アプローチでは歓迎されるコンセプトです。異なる視点を共有し、互いに対話することは、知識の構築や、人間として生きることに不可欠なのです。「違う」からと分断することなく、違いを認め合う関係性が大切とされています。

JC アカデミーのアプローチは総合的かつ建設的です。子どもから大人まで、人々の潜在的な能力を引き出すことに重点を置いています。知識を得るには、決められた学習方法を実践するより、それぞれが手探りで進むプロセスが大切です。「わからない」という不確実な感覚は、決して悪いものではありません。なぜなら、人は先入観や期待なしに学習を始めることができるからです。ちょうど人生を歩み出した子供のように「目にするものすべてが新しい」という瑞々しい感覚で向き合えるのです。もちろん、これは世の中の動きに無知であったり、楽観視したりするということではありません。心を開いて耳を傾け、内なる「自己」に問いかけるという意味です。JCアカデミーでは、ご依頼いただいた方々の学習経験や可能性を理解し、解釈しながら、それぞれに最適な解決法を提供いたします。

あらゆる分野において、「聴く」ことはどのように理解力、リーダーシップ、チームビルディングを高めることができるでしょうか。「聴く」を軸にした環境で、人はどのように共生していけるでしょう? 幼児の思考、行動、相互作用を学術的に研究するレッジョ・エミリア・アプローチを通じて、私たちは対話と考察により、「聴く力」「好奇心」「想像力」という大人にも子供にも備わった資質について生涯学び続けられるのです。

JCアカデミーは、画期的でクリエイティブなソリューションで、皆様の生活をより良いものにできることを願っています。

*レッジョ・エミリア・アプローチについては、以下のサイトもご参照ください。
https://jirea.jp/
https://www.reggiochildren.it/

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